締め付けられるような頭の痛みに注意【緊張型頭痛の原因撃退】

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ストレスが引き起こす頭痛

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片頭痛との見分けは難しい

頭痛には緊張型頭痛のほかにも片頭痛や群発頭痛などがありますが、ほかの頭痛が脳の血管の拡張あるいは収縮を原因として起こることが多いのに対し、緊張型頭痛はおもにストレスが原因となって起こります。ストレスといっても精神的なものだけでなく、姿勢が悪いことによって頭部や頸部の筋肉が緊張し、血流が妨げられるといった身体的ストレスも含まれます。そのため、もともとあまり運動しない人がなりやすい頭痛とされています。運動不足だと、首や肩の筋肉が十分に発達・機能していないことが多いからです。ストレスが緊張型頭痛を引き起こすのは、不安や怒りなどの感情を感じ続けていると脳内の神経伝達物質の働きに悪影響を及ぼすためです。ここにも、あまり体を動かすのが好きではない人に緊張型頭痛が多くみられる理由があります。十分に体を動かすことには、血行を改善するだけでなく、気分転換にもなるというメリットがあるのです。よく片頭痛は吐き気を伴ったり、音やまぶしい光に敏感になったりするといわれていますが、緊張型頭痛でもまれにそのような症状の出ることがあります。したがってこの二種類の頭痛には見分けがつきにくいところがあるといえます。しかも治療法はそれぞれ違うので、自己判断せずに病院できちんと診断してもらうことをおすすめします。

身体的要因と精神的要因

緊張型頭痛は人によって、毎日のように起こる場合とときどき起こる場合とがあります。片頭痛の場合だとたいてい頭の片側が痛み、群発頭痛だと目の奥が痛むといったように、頭痛にはそれぞれ特徴的な痛みがあります。緊張型頭痛では、主として後頭部のあたりに痛みが生じます。締めつけられたように感じる痛みで、ほかの頭痛ほど鋭い痛みではありません。片頭痛では頭を動かすと痛みが倍増することがありますが、緊張型頭痛では動いたからといって痛みが増すわけではないことがほとんどです。毎日のように起こるタイプの緊張型頭痛の原因は、頭部や頸部の筋肉が固くなることによる身体的ストレスだと考えられています。一方、ときどき症状の出るタイプの緊張型頭痛は、精神的ストレスにさらされることによる脳の不調が原因であるとみられています。このように身体的な要因と精神的な要因とがあるため、どちらの症状が出ているかによって治療法も変わってきます。身体的ストレスが原因である緊張型頭痛には、筋肉の緊張をときほぐす作用のある薬や近赤外線治療などが行われます。温熱療法も効果があるといわれています。もう一方のタイプである精神的ストレスが原因の緊張型頭痛には、それらの方法のほかに心理療法でストレスを軽減するという治療法も加えられます。